【蛇男の緊急事態】

令和8年8月9日の夜、僕はいつものようにお茶を飲もうとして、冷蔵庫から2リットルのお茶を取り出そうとしました。

すると突然、右手に力が入らないことに気づきました。

「え?なんで?」

震えながらも、なんとか左手に持ち替えることができました。

その日の夜は、

「脳に何かあるんじゃないか」
「右手、このまま使えなくなるんかな」

と、いろいろなことを考えてしまい、不安でなかなか眠ることができませんでした。

次の日、なるの実の相談員さんに相談し、整形外科を受診することにしました。

整形外科の先生からは、すぐに内科でも診てもらい、CT検査と首のレントゲン、採血をすることになりました。

検査を待っている間も不安で、自分でも「今日は落ち着きがないな」と感じていました。

無事に採血、首のレントゲン、CT検査が終わり、もう一度、内科の先生と整形外科の先生からお話を聞きました。

しかし、なんとタイミングの悪いことに、もうすぐお盆休みに入るとのことで、

「次は土曜日に来てください」

と言われました。

「仕方ないな」と思いながら、その日は家に帰りました。

でも、本当に大変だったのはその後でした。

僕は普段、自分でご飯を作っているので、いつも通りスーパーへ買い物に行きました。

買い物かごを左手で持ち、右手で商品を取ろうとしたのですが、うまくできません。

かといって、右手で買い物かごを持つこともできないので、その日はカートを使って買い物をしました。

無事に買い物を終えて家に帰り、さぁ料理をしようと袋に入った野菜を開けようとした時でした。

「あれ?開けへん……」

何度やっても、まったく開けることができません。

今まで普通にできていたことができなくなっていて、ショックを受けました。

そこで袋を台の上に置き、左手でハサミを持って切るなど、自分なりに工夫しました。

ご飯を食べ終わった後は、次は洗い物です。

そこでまた困ったことがありました。

食器用洗剤のボトルを右手で押すことができません。

なので左手で洗剤を押し、左手を中心に使いながら食器を洗いました。

今まで当たり前にできていたことが、急にできなくなる。

こんな経験は初めてだったので、とても不安でした。

でも今回のことで、相談できる場所があること、相談員さんがいること、なるの実さんとつながっていることのありがたさを改めて感じました。

そして最近、作業所にも通所するようになっていたので、

「通所しておいて良かったな」

とも思いました。

突然のことで不安もたくさんありますが、周りの人にも相談しながら、自分にできる方法を考えて過ごしていきたいと思います。